分散グレードの概要

分散グレードは、疎水部が多いため特に難水溶性の薬物を高容量で複合化することができます。また生体内環境下でも分散状態を維持するため、特に静脈投与可能な可溶化剤として適しています。

分散グレードの特長・機能

  • 薬物の徐放
  • 薬物の活性保持、凝集抑制
  • 高用量の薬物複合化 (5 – 15 w/w%)

分散グレードの基本物性

  • HA分子量 5 – 20 kD
  • コレステロール修飾率 30 – 50 unit mol %
  • 平均粒子径(PDI) 20 -50 nm(0.3)

難溶性薬物の可溶化

HAナノゲルは難溶性薬物の溶解性を大きく改善することができます。

凝集抑制

HAナノゲルは熱によるタンパク質の凝集を防ぐことができます。

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