セオラス®粉体グレードは、化学的に高純度であるため、高温度で焼成すると、完全に分解して灰分を残しません。
この性質を利用して、最終焼結製品に対して多孔質組織を付与することができます。
例えば、セオラス®添加系触媒担体では、焼成後、細孔容積が増加し、しかも直径200~ 2,000nmの範囲で、マクロポアーをある程度規制しうることが確認されています。
このように気孔率を高め、表面積を増し、さらに細孔径を規制するなど担体物性を改善することにより、触媒の活性、選択性、耐被毒性、寿命等に有効な特性を与えることが可能です。

セラミクスへのマクロポアの付与

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