コロイダルグレードの具体的な機能①(懸濁、乳化安定、気泡安定、氷結晶コントロール)

コロイダルグレードの機能である、「懸濁安定、乳化安定、気泡安定、氷結晶コントロール」のメカニズム、効果、使用例を以下に記載致しました。風味、テクスチャーを損なうことなく、これらの効果を実現出来ることがポイントです。飲料、ホイップクリーム、冷菓等の幅広い用途にご使用頂いております。

低粘度懸濁安定性

飲料の不溶性成分を分散安定させることができます。増粘剤等と比較して低粘度で分散状態を維持することができ、さっぱりした飲み口を期待できます。また、熱などの影響も受けにくく、食品の耐熱安定性を向上させます。

●固体粒子の懸濁安定化モデル図

用途

・ココア飲料
・抹茶飲料
・カルシウム強化牛乳
・ミルクコーヒー類

乳化安定性

結晶セルロースが油滴同士の合一をブロックすることで、乳化液を安定させます。熱などの影響も受けにくく、乳化液の耐熱安定性を向上させます。

●乳化安定モデル図

用途

・ドレッシング
・ソフトミックス
・コーヒーホワイトナー
・チーズ

気泡安定性

分散した結晶セルロース粒子が骨格となり、気泡がつぶれることを防ぎます。

●天ぷら衣でのイメージ

用途

•天ぷらの衣
•ホイップクリーム
•スポンジケーキ
•パン

氷結晶コントロール

分散した結晶セルロース粒子が、氷結晶の接合を物理的に阻害。大きな氷結晶が出来る事を防ぎます。

●氷結晶成長抑制のイメージ

用途

•冷菓

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