結晶セルロースとは

結晶セルロースとは、パルプを原料とし加水分解によりセルロース結晶領域*を取り出して精製したものです。親水面と親油面を両方持ち合わせた、とてもユニークな不溶性のセルロースです。

*セルロース結晶領域とは、セルロース分子鎖が緻密かつ規則的に存在する部分です。

セオラス™とは

繊維性植物からパルプとして得たα-セルロースを無機酸で部分的に解重合し、精製したものです。粉体グレードとコロイダルグレードがあります。
食品をはじめ、医薬品・健康食品、工業・化粧品など多岐に渡る用途に使用されています。

粉体グレード

(結晶セルロース)

●高純度セルロース100%です。
●水、油を吸います。
●優れた圧縮成形性があります。
●優れた造粒を示します。

コロイダルグレード

(結晶セルロース製剤)

●低粘度で懸濁安定が可能です。
●温度による粘度変化が小さいです。
●チキソトロピー性を示します。
●フレーバーのリリースを阻害しません。
●サッパリとした糊状感のない食感です。

セオラス™の工業用途の概要

旭化成の結晶セルロース「セオラス™」は、古くから医薬品や食品添加物として使用されて来ましたが、そのユニークな特性が注目され、広く工業・化粧品分野でもご使用頂いております。

分野別・機能別使用例一覧

様々な工業・化粧品分野でセオラス™の機能を活用頂いております。

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